キャバクラなどナイトワークで働いていると、「人間って怖い…」と感じる場面に遭遇することってありませんか？
私は長らく夜職で働いていますが、何度もそういう体験をしてきました。
そこで今回は、私がキャバクラで実際に体験した怖い話の中から一つピックアップしてお話ししたいと思います。
週1回ずっと通ってくれているAさんは良客だった
この話の主人公は、私、そして私がキャバクラで働き始めたころからの付き合いのAさんです。
Aさんはそこまでお金持ち！というわけではありませんでしたが、週1回必ず短い時間でも私に会いにお店に来てくれて、ヘルプのドリンクもけちることなく下品な態度も取らず。
お店からの評判もいい、どちらかというと自慢のお客さんでした。
信頼から、普通お客さんに話さないことまでうっかり話してしまい…？
Aさんとの付き合いは数年に渡り、私からするとお客さんの中で信頼できる人ランキング1位くらいにまで上り詰めていました。
普段キャバクラのお客さんには、プライベートに関してはほぼ嘘しか言わない私(笑)
過去にストーカートラブルに遭遇したこともあり、かなり慎重になっていたんですよね。
しかし本当になにもおかしなことはしてこず、週1コンスタントに通いつめ、誕生日やクリスマスにはプレゼントもくれるし同伴もしてくれる真摯なAさんに、私は心のどこかで油断していたみたいです。
いつの間にか、嘘に包み隠すことの無いプライベートな情報を、数年かけて少しずつAさんにばらしていってしまったようです。
これが後日、恐ろしい結果を招きます。
ある日Aさんといきなり遭遇したのはなんと○○だった
Aさんと知り合って3年ほど経過したある日のこと。
私は一人暮らししていたのですが、朝方にごみを出そうと部屋から外に出たんですよね。
すると、隣の部屋から、なんとAさんが出てきたんですよ(笑)
思考停止。
自宅でお客さんと遭遇するなんてこと、あります？
私「え、え、Aさん！？ここに住んでたんですか？前、○区って言ってましたよね？」
A「いやまさか！引っ越してきたよ！」
私「偶然ってことですか？」
A「まあ～偶然というか、近くに住めたら楽しいかなと思ってさ！同じ階が空くの待ってたんだよね！」
なんとAさん、過去の私との会話の中からどこのマンションに住んでいるかコツコツと予測していたのだそうです。
そして実際に出勤時間前後にマンション付近に張り込み、私の姿を見つけて特定したのだそう…。
一番怖いのが、Aさんに悪気が一切見られなかったこと。
「すごくない俺！？」
と、子どものように喜んでいたのがかなりの恐怖でした。
後から考えるとわかるAさんの手口とは
マンションの特定まではなんとかできるかもしれませんが、Aさんはどのようにして私の住む階層、部屋の位置まで特定できたのか気になりますよね。
後からわかったことなのですが、Aさんは夕焼けがきれいな日、花火が見える日などに私がベランダから撮影して送った写真をもとに階層、角度から部屋の位置まで予想したらしいです。
しかも、写真はAさんの方からお互いに送り合う形になるよう自然に誘導されていたことも振り返ってみるとわかり、心底ぞっとしましたね…。
このことがあってからしばらくは人間不信に陥って、引越ししたのは当然のことプライベートな話をお客さんには一切できなくなりました。
Aさんについては警察に相談し、出禁にして私はしばらく寮生活を送る羽目にあいました…。
普通そうに見える人が実はヤバイ奴、というのはあり得る話なので、皆さん気を付けてくださいね。
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